近年、コンピューターの発達が目まぐるしく、注目がどんどん集まってきているシステムトレードのことをみなさんはご存知でしょうか。
あるシステムにしたがって、条件が満たせば自動的に売買注文を出して、条件を満たせば自動的に手仕舞の注文も出したりできます。
そういった投資戦略というものを立てて、機械的に運用していけるというのが魅力です。
機械的に取引できるということは、感情を入れる余地がないということです。
人間誰しも、お金がほしいという欲に負けて、高望みをしてしまうものです。得てしてそういう時は、損失がでてしまうことが多いと感じます。
さらに、平日は仕事で相場が見れないよーという方にも、おすすめです。
本サイトでは、システムトレードのやり方をいくつか紹介しています。
しかも、自作のシステムトレードです。
そう思った方もいると思います。
たしかに、プログラミング的な思考が必要ではありますが、本サイトでは、真似をすればだいたい思い通りのシステムトレードができるように、初心者向けに解説しています。
このサイトで勉強して、みなさん夢がつかめたらいいなと思います。

目次
システムトレード運営会社
本サイトでは、システムトレードを自作する方法を紹介しますが、そうでなくても、システムトレードを売っている会社もいくつかあります。
詳しくはこちらの記事をチェック
→システムトレード(自動株式売買)の始め方~証券会社比較まとめ~
ですが、システムトレード運用会社に任せると、
- その会社が運用しているシステムトレードの詳しい中身がわからない
- 利用料が取られる
- 自分好みのシステムトレードがない場合がある
これらの理由から、私は、自作したいなーと思いました。
上の記事内にも書いていますが、結局、マネックス証券のトレードステーション(言語はEasyLanguage)によるシステムトレードという道を選びました。
自作するだけの労力を費やすくらいなら、すでにあるやつで頼った方が早いし確実だ。という意見もあると思います。
それは否定しません。人それぞれ好みはあると思うので、EasyLanguageによって、システムトレードを自作して、不労所得をゲットするんだ!という方のみ先に進んでください。
システムトレードの準備
EasyLanguageにて、システムトレードをするには、
- マネックス証券の口座を開設する
- システムトレードができるだけのスペックのパソコンを買う
- 頑張る気持ち
これさえあれば、すぐにできます。
マネックス証券の口座開設は、無料でできます。詳しくはこちら
→マネックス証券でシステムトレードをはじめよう
また、マネックス証券が推奨しているパソコンのスペックがあります。
すでにパソコンをお持ちの方は、急いで買い替えなくても良いかもしれませんが、本格的にシステムトレードを始めるときには、ちゃんとしたスペックのパソコンの方が良いでしょう。
おすすめパソコンについてはこちら
→システムトレード用のパソコンの選び方・おすすめパソコン
EasyLanguageを勉強しよう
準備ができたら、システムトレードに使用する言語であるEasyLanguageの勉強に取りかかりましょう。
マネックス証券ではマニュアルを出してくれていて、自分で勉強できるようになっています。
ですが、内容は初心者向けではないところもあるので、初めてEasyLanguageに触れるという方や、過去に学校でプログラミングの授業やったけど、C言語とかをバリバリ使えるというレベルではないという方には、行き詰まってしまうところが多々あります。
そこで、マネックス証券のマニュアルの補助資料として、本サイトを活用してもらえたら幸いです。
なお、マネックス証券のマニュアルがなくても問題ないように記事は書いていますのでご安心ください。
システムトレードの投資戦略(ストラテジー)の作成方法はこちら
→[EasyLanguage]トレードステーションでシステムトレードの自動売買ストラテジーを作成してみよう
ストラテジーのバックテストの方法はこちらから
→[EasyLanguageでシステムトレード]作成したストラテジーでバックテストをしてみよう
オブジェクト指向型EasyLanguage(OOEL)編
EasyLanguageにも、オブジェクト指向型というのが存在します。
これは、普通のEasyLanguageよりも難しいですが、システムトレードの幅が格段に広がります。
というより、オブジェクト指向を学ばないと、システムトレードを自作するという道を選んだ意味が薄れてしまいます。
初心者向けに解説していますので、このサイトに沿って学んでいけば、一通りのことはある程度できるようになります。
あくまである程度です。ですが、触っていく内に、理解が深まってくると思います。
ここからも、マネックス証券のマニュアルに準拠していきますが、そのマニュアルのありかは下の記事内に書いてあります。
PriceSeriesProviderを使って、任意の株価を抽出しよう
→[EasyLanguage]例題でわかる!システムトレードのオブジェクト型記述に慣れよう
チャートだけでなく、レーダースクリーンにもEasyLanguageを適用してみよう
→[EasyLanguageでシステムトレード] $MNKとはなに?指標をレーダースクリーンに入れよう
PriceSeriesProviderをより深く理解しよう
→[EasyLanguageでシステムトレード]思い通りの取引ができるようにPriceSeriesProviderを細かく知ろう
Timer機能を使って、一定時間ごとにプログラムを実行しよう
→[EasyLanguageでシステムトレード]Timer機能を使って一定時間ごとにプログラムを実行しよう
インジケーターにて、任意の株に対して注文を出してみよう
→[EasyLanguageでシステムトレード]OrderTicketを使って売買注文を出してみよう
利食いや損切りを設定して、出口戦略もシステムトレード化しよう
→[EasyLanguageでシステムトレード]BracketOrderTicketで損切りや利食いをしよう
OptimizationAPI 自動でバックテスト
EasyLanguageでは、チャートに表示しなくても、バックテストを自動でできるようなプログラムを組むことができます。
システムトレードの肝とも言えるバックテストを、複数銘柄に対して自動でできるのは、非常に便利です。
ですが、その方法はさらに難しく、マネックス証券のマニュアルはかなり不親切です。
ですが、このサイトで丁寧に解説していますので、初心者でも使えるようになると思います。
マネックス証券では、その自動化のプログラムをOptimizationAPIと呼んでいるので、ここでもそう呼びます。
まずは、OptimizationAPIに慣れてみましょう。1つの銘柄に対して最適化の仕方はこちら →[EasyLanguageでシステムトレード]ストラテジーの最適化を自動で行おう【OptimizationAPIの解説】
複数銘柄でバックテストをする方法はこちら
→[EasyLanguageでシステムトレード]複数銘柄でバックテストをしよう(OptimizationAPI)
(補足的内容)
OptimizationAPIで、最適化を途中でやめるボタンを作る方法
→[EasyLanguageでシステムトレード]OptimizationAPIで最適化を中止するボタンを追加しよう
その他
システムトレードにおける細かい点でけど大事な部分を以下に載せています。
【取引手数料を設定するにはどうすれば良い?】
手数料は意外と無視できない金額になることもあるので、しっかり考慮しておくべきです。
その考慮の仕方は以下の記事をどうぞ。
→[EasyLanguage]手数料を設定して現実に近いシステムトレードをしよう
【バックテストで、足の形成途中でも注文できるように設定するのは?】
バックテストでは、BuyやSell文しかできないため、売買注文は、売買条件が満たされた足の終値か、その次の足の始値でバックテストしてしまいます。
その場合は、実際の取引とは異なってくるので、バックテスト時に、きちんと実際の取引の状況を再現できるように設定する必要があります。その方法は以下の記事をどうぞ。
→[EasyLanguageでシステムトレード]ストラテジーを足の形成途中でも有効にしよう
便利な関数の紹介
トレードステーションのEasyLanguageには、便利な関数がたくさん備わっています。
それらを上手に使うことで、システムトレードの幅が広がります。
便利な関数を紹介していますので、参考にしてください。
【前日の始値や前週の終値などを参照する関数(OpenDなど)】
→[Easylanguage]前日の始値や前週の終値を参照する方法
【直近の最高値や最安値を参照する関数(Highestなど)】
→[EasyLanguage]直近の最高値や最安値を知りたい Highest関数 Lowest関数の解説
小技集
Plot文によるグラフをチャートに重ねて表示したい場合の設定方法
→[EasyLanguage]インジケータのグラフをチャートに重ねて表示したい(Plot文)
ある条件を満たしたときに、アラートを出したり、メールを送信したりする方法
→[EasyLanguage]ある条件を満たしたときにアラートを出したりメールを送信する方法
エラー解決策集
私も含め、陥りやすいエラーの対処方法を紹介します。
皆さんのエラー解決の参考になれば幸いです。
【エラー「MaxBarsBackを増加させてください」】
→[EasyLanguage]「MaxBarsBack設定を増加させてください」というエラーの対処法
【エラー「コレクションの要素にアクセスするために使用するインデックスが無効コールスタック」】
→[EasyLanguage]「インデックスが無効のコールスタック」というエラーが出るときの対処例(PriceSeriesProvider)
パソコンを買い替えたとき
パソコンを買い替えたときに、データを引き継ぐ方法を以下の記事で紹介しています。
→[EasyLanguage]パソコン買い替えたときのTradeStationデータ引継ぎ方法
さいごに
システムトレードを、EasyLanguageにより自作する方法を紹介しました。
自動で取引をしてくれるというのは、相場が動いているときは仕事だという方でも簡単に副収入ができてしまいます。
といっても、必ず儲けられるというわけではないので、入念にバックテストをしてから望むようにしてください。
まだ説明しきれていない分も随時追加していきますので、ご期待ください。
また、これも追加してほしい!というのがあれば、お問い合わせよりどしどし送ってください。
ちなみに、もっと堅実に資産を増やしたい!という方は投資信託もおすすめです。
以下の記事で、私のオススメ投資信託銘柄を紹介していますので、参考にしてください。


EasyLanguageについて基礎から学びたい方は、こちらの本がおススメです。
