スマホでソフトバンクまたはワイモバイルを使っている方は、家のネットに「ソフトバンク光」か「NURO光」のどちらを使おうか迷っていないでしょうか。
それぞれおうち割というスマホ割引サービスがあるので、ソフトバンクまたはワイモバイルユーザーの方は、悩まれるかと思います。
ここでは、スマホの割引から見た、ソフトバンク光とNURO光の比較をしたいと思います。
ネット選びの参考になれば幸いです。
スマホのソフトバンクと家のネットのソフトバンク光とは「光」がついているだけでややこしいので、注意してください。
スマホの場合は、「ソフトバンク(スマホ)」と書いて、家のネットの方は、きちんと「光」を省略せずに書きますので、そこで判断ください。
実際に、どちらも使ってみた私だからこそ、ありのままを紹介できると思います。
↓ソフトバンク光からNURO光に乗り換えた体験談はこちら↓

目次
ソフトバンク光の場合のスマホ割引
以下の順に見ていきましょう。
- スマホ割引条件
- スマホ割引額
- ソフトバンク光 利用料金
- 割引に関する注意点
①スマホ割引条件
スマホの割引条件は、以下の通りです。
- ソフトバンク(スマホ)またはワイモバイルのスマホであること
- ソフトバンク光の方で、「おうち割光セット用のオプション」に契約していること
対象のスマホ
対象となるスマホは、ソフトバンク(スマホ)またはワイモバイルです。
スマホの料金プランによって、割引額が異なりますので、それは後述します。
ソフトバンク光 おうち割光セット用のオプション
スマホの割引を受けるには、ソフトバンク光の方で指定されたオプションに加入する必要があります。
そのオプションは、「光BBユニットレンタル」+「Wi-Fiマルチパック」+「BBフォン or ホワイト光電話 or 光電話(N)+BBフォン」の3つです。
これら3つは、セット割とすることができて、月額500円で加入できます。
それぞれのオプション内容を順に説明します。
「光BBユニットレンタル」は、その名の通り、光BBユニットがレンタルできます。
では、光BBユニットとは何ができるのでしょうか。
これは、いわゆる無線ルーターのことで、WiFiで複数の機器を接続することができます。
もし、無線ルーターがない場合は、重宝するでしょう。
また、BBフォンもつなぐことができるので、固定電話との仲介役にもなってくれます。
続いて、「Wi-Fiマルチパック」についてです。
公式ホームページでは、「これがあればネットが無線(Wi-Fi)でつながる!」となっていますが、市販のルーターをつないだ場合でも、無線化できました。
そこにはあまりメリットがないようにも思いますがWi-Fiマルチパックを利用して場合、「公衆無線LANが1ID無料」になります。
街中に広がるBBモバイルポイントで、WiFiを使うことができます。

別途、「公衆無線LAN」の申し込みが必要なので、利用したい方は、申し込みをしてください。
最後に「BBフォン」などについてです。
これは、固定電話のサービスとなっています。
近年、固定電話はどんどん廃れてきているので、正直不要な気がします。
実際、私の場合も、契約はしていたけど固定電話は置いていませんでした。
②スマホ(ソフトバンク・ワイモバイル)の割引額
スマホの割引額は、契約しているスマホのプランによって変わります。
ソフトバンク(スマホ)の割引額
ソフトバンク(スマホ)の割引額は以下です。
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金額が高めのプランの場合は、割引額が多く、安めのプランの場合は割引額が低くなるイメージです。
このスマホの割引を、「おうち割」とソフトバンクは呼んでいますが、おうち割を受けるためのオプションは先ほど述べたように500円です。
したがって、例えばソフトバンクのスマホは一台しかなく、かつスマホのプランが「データ定額 ミニ」などの場合は、オプション代500円で、割引額が500円なので、安くはなりません。
ワイモバイルの割引額
ワイモバイルの場合の割引額は以下です。

ソフトバンク(スマホ)と同様に、安いプランの場合は割引額が少ない傾向にあります。
ソフトバンク光のオプションは同じものですので、オプション代500円かかる点に注意ください。
③ソフトバンク光 利用料金
ソフトバンク光の利用料金は以下です。

マンションタイプが月額3,800円とお手頃です。
スマホがソフトバンクで、家族3台とも1,000円の割引が適用されれば、オプション500円が追加されることを考慮すると、
3,800円 + 500円(オプション代) – 3,000円(スマホ3台) = 1,300円
つまり、1,300円で、家のネットが使い放題と考えると、かなりお得と言えます。
④割引に関する注意点
おうち割は、家族のスマホ一台ごとに割引が適用されました。
ですが、他の割引とは併用できないケースが多いです。
例えば、「家族割」ですが、ソフトバンク(スマホ)の場合は、家族割とおうち割で、割引額が大きい方のみが適用されます。
また、ワイモバイルの場合の家族割は、おうち割と併用できず、どちらかしか適用されません。
実際、ワイモバイルの家族割は、一人当たり500円割引です。
例えば、夫婦二人でワイモバイルのスマホプランSを使っているとすると、家族割の割引額は500円で、おうち割による割引額は、一台当たり500円×2台=1,000円ですが、オプション代500円なので、実質500円割引となります。
したがって、おうち割でも家族割でも同じ割引額になります。

したがって、無理しておうち割を選択しなくてもよい可能性もあります。

NURO光の場合のスマホ割引
今度はNURO光の場合のスマホ割引についてです。
先ほど同様に、以下の順に見ていきましょう。
- スマホ割引条件
- スマホ割引額
- NURO光 利用料金
- 割引に関する注意点
①スマホ割引条件
スマホの割引条件は、以下の通りです。
- ソフトバンク(スマホ)のスマホであること
- NURO光でんわを契約していること
対象のスマホ
対象となるスマホは、ソフトバンク(スマホ)のみです。
現時点では、ワイモバイルの割引はありませんので、ご注意ください。
NURO光でんわに契約
実は、NURO光ではなく、NURO光でんわに契約していないと、ソフトバンク(スマホ)の割引は適用されません。
料金としては、北海道と関東で月額500円、東海・関西・九州で月額300円必要です。
使わないにしても、回線を引っ張ってくる工事などが必要です。
必要な費用を以下にまとめました。

この表を見ると、意外とお金がかかることがわかると思います。
現状のソフトバンク(スマホ)の料金プランをしっかり確認しておかないと、損する可能性もあるので、注意してください。
それでは、スマホの割引額を見てみましょう。
②スマホの割引額
スマホの割引額は、ソフトバンク光と同じで以下です。
(表は、先ほどと全く同じものです。)
 割引額.png)
例えば、ソフトバンクのスマホが家で一台でしかも、データ定額ミニの契約の場合、総割引額は500円となります。
一方、NURO光でんわは、関東の場合は利用料が500円なので、結局お得にはならず、工事費などが無駄に取られるだけになってしまいます。
こういったように、割引があるから必ずお得になるわけではないことに注意してください。
以下にいくつかシミュレーションしてみましたので、参考にしてください。

③NURO光 利用料金
NURO光でんわの利用料金は紹介しましたが、NURO光の利用料金を紹介しておきます。

マンションタイプの価格は非常に安く見えますが、まだまだNURO光は普及していないのが現状です。
したがって、あなたがマンションに住んでいようとも、NURO光が導入されていない可能性が高いです。
その場合は、戸建てと同じ価格となる可能性が高いので、申し込み時にしっかりと確認しておきましょう。
確認は以下からできますが、お住まいのマンションが対象外だからと言って、そのままNURO光を申し込むのは待ってください!
後で紹介するリンクからの方がキャッシュバックが多いです!
お住まいのマンションが対象かどうかチェック→NURO光 for マンション導入検索
詳細な確認方法を以下の記事で紹介しています。
実は、NURO光 for マンションはあまりおすすめできない回線ではないかと思っています。
その理由も以下の記事から、見ておくことを強くお勧めします。

④スマホ割引 注意点
ソフトバンク光の時と同じく、スマホ割引は併用できない割引があります。
やはり、「家族割」は適用できないので、注意ください。
ただ、ソフトバンクの家族割は、50GBのデータプランでしか受け付けていないので、家族割の適用可能性は低いかもしれません。

ソフトバンク光とNURO光はどちらがお得か
これまでで、ソフトバンク光とNURO光でスマホ割引について紹介してきました。
実際の利用料も紹介しましたが、それでは、どちらの方がお得になるのでしょうか。
いくつか例をあげて考えてみようと思います。
検討の条件として、以下を前提としました。
- 関東在住(NURO光でんわの利用料500円/月)
- ソフトバンク光は、ファミリー・ギガスピード(5,200円/月)+おうち割オプション(500円/月)を契約
- NURO光はNURO光G2T(4,743円/月)+ NURO光でんわ(500円/月)に契約
家庭内のスマホ(ソフトバンク or ワイモバイル)の契約台数を買えて、料金比較をしてみます。
その結果が以下です。

一番右の列が割引額を考慮したときの、ネット利用料となります。
この結果から行くと、ソフトバンク(スマホ)の契約台数が同じ場合は、「NURO光」の方がお得になります。
一方、ワイモバイルを利用している場合は、ソフトバンク光の方がお得になります。
ですが、先ほども述べましたが、ワイモバイルの場合は、家族割との併用ができないので、上表のケース3の場合は、家族割の割引額と変わらない結果になりますので、注意ください。
結論としては、月額利用料だけを見ると、ソフトバンク(スマホ)ユーザーの方は、NURO光にした方がお得と言えるでしょう。
ただ、ワイモバイルを複数台利用している場合は、ソフトバンク光が優勢と言えるでしょう。
しかし、ソフトバンク光は戸建ての場合を例に挙げました。
マンションタイプの場合だと、利用料金が表から1,400円引かれるので、ソフトバンク光が優勢となります。
これに加えて異なる点と言えば、ソフトバンクが下り最大1Gbpsなのに対し、NURO光はなんとその2倍の下り最大2Gbpsであることです。
料金がほぼ変わらないのに、2倍の速度を得られるNURO光はかなりコスパが良いと言えるでしょう。
- ソフトバンク(スマホ)ユーザーならNURO光がおすすめ
- ワイモバイルもある場合は、ソフトバンク光がおすすめ
- NURO光のマンションタイプを契約できる方は、NURO光 for マンションはあまりおすすめできないので、ソフトバンク光がおすすめ
- NURO光 for マンションがダメで、ソフトバンク光のマンションタイプが契約できる方は、ソフトバンク光がおすすめ
- NURO光はソフトバンク光の2倍のスピードが出る
キャッシュバックなどの特典を考慮したらどちらがお得か?
「キャッシュバック」これは、ネット乗り換えの際に、多くの人が着目する点でしょう。
もし、キャッシュバックを考慮に入れて、利用料金を比較したらどうなるでしょうか。
ソフトバンク光のキャッシュバック
ソフトバンク光のキャッシュバックは、最も金額が多いところで、40,000円(新規の場合)でした。
オプションをたくさんつければ、もっと高額なところもありますが、現実的なところで、40,000円が最大でした。
しかも、このキャッシュバックには、何もオプション加入の必要がなく、かなり良心的なキャッシュバックです。
さらに、工事費が実質無料(25カ月割引)になるのもありがたいです。
また、他社への違約金や撤去工事費を負担してくれるのも、かなり助かります。
なお、他事業者からの転用の場合は、キャッシュバック額が下がり、15,000円となることも注意してください。
NURO光のキャッシュバック
NURO光のキャッシュバックも多数ありますが、現実的なところで最大なのは45,000円でした。
こちらも工事費実質無料(31か月間割引)になります。
ただし、他社からの違約金や撤去工事費は負担してくれません。
ただし、NURO光 for マンションの場合は、このキャッシュバック額ではないので、注意ください。

キャッシュバックを考慮したらどちらがお得か
キャッシュバックを考慮したら、ソフトバンク光かNURO光かどちらがお得でしょうか。
キャッシュバックの額で言うと、NURO光の方が大きいので、NURO光の方がお得に見えます。
ただし、NURO光は2年契約プランなのに対し、工事費の割引は31か月分なので、7か月分の工事費は残債として支払う必要があります。
その額は、1,334円 × 7カ月 = 9,338円となります。
ソフトバンク光の場合は、工事費が1,000円残るだけです。
ここも考慮すると、ソフトバンク光の方がお得となります。
もちろん、2年以上契約を続けるのであれば、NURO光の方がお得となります。

上表のように、2年契約で乗り換えることを想定した場合、ソフトバンク光の方が、キャッシュバック額は多くなります。
結論
最後に、キャッシュバックも入れた場合の、2年間の総支払額での比較をしてみましょう。
表が少し複雑になりますが、ここまで読み進めてきた方には、理解できると思います。
条件は、先ほど比較した内容と同じです。
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この表からわかる通り、ソフトバンク(スマホ)の契約条件が同じ場合は、NURO光の方がお得になります。
(NURO光でんわの工事費4,000円を入れたとしても)
ワイモバイルが入ってくると、ソフトバンク光の方がお得になる可能性もあります。
NURO光の場合は、工事完了までに1~2カ月程度と時間がかかるのがデメリットです。
実際に私がソフトバンク光からNURO光に乗り換えた体験談を以下に書いているので、参考にしてください。
今回紹介したキャッシュバックは以下のサイトで受けられます。
少なくとも、ソフトバンク(スマホ)やワイモバイルユーザーなら、ソフトバンク光かNURO光にするのがおススメですよ!
