近年、投資に対する関心が富裕層に限らず増えてきています。昔と違って今は、ネットで簡単に証券口座を開けて、投資信託なんかは少額でも投資できることから、投資のハードルが下がってきているようです。
「投資を始めたいけど、証券会社が多すぎてわからない。。」といった悩みを持つ人も大勢いるかと思います。このサイトでは、各証券会社を徹底比較します!きっとみなさんのニーズに合った証券会社が見つかることと思います。
1.取扱い商品
取扱い商品が多いほど、投資の幅が広がります。各社、どの商品が取り扱えるかを以下の表に示します。(データは2018/7時点)
日本株 | 外国株 | 投資信託 | ETF | |
SBI | ○ | ○ | ○ | ○ |
マネックス | ○ | ○ | ○ | ○ |
野村ネット&コール | ○ | ○ | ○ | ○ |
松井 | ○ | × | ○ | ○ |
カブドットコム |
○ | × | ○ | ○ |
楽天 |
○ | ○(スマホ×) | ○ | ○ |
DMM |
○ | × | × | ○ |
ライブスター |
○ | × | ○ | ○ |
GMO |
○ | CFDのみ | ○ | ○ |
FX |
IPO |
|
iDeCo |
|
SBI |
○ |
○ |
○ |
○ |
マネックス |
○ |
○ |
○ |
○ |
野村ネット&コール |
○ |
○ |
○ |
○ |
松井 |
○ |
○ |
○ |
○ |
カブドットコム |
○ |
○ |
○ |
○ |
楽天 |
○ |
○(スマホ×) |
○ |
|
DMM |
○ |
× |
NISAのみ○ |
× |
ライブスター |
○ |
○ |
○ |
× |
GMO |
○ |
○ |
○ |
× |
みずほ証券、大和証券は、株式の購入手数料が高いため、上記の表に組み込みませんでした。
2.株式購入手数料
株式投資をする上で無視できないのが購入手数料です。各社の比較を以下に示します。(データは2018/7時点、表示は税抜き)
表は横スクロールできます。 単位:円
1注文の約定代金 | DMM | ライブスター | SBI、楽天証券 | GMO | カブドットコム | マネックス | 野村ネット&コール |
0~5万 | 50 | 80 | 50 | 95 | 90 | 100 | 150 |
5万~10万 | 80 | 80 | 90 | 95 | 90 | 100 | 150 |
10万~20万 | 97 | 97 | 105 | 105 | 180 | 180 | 324 |
20万~30万 | 180 | 180 | 250 | 260 | 250 | 250 | 324 |
30万~40万 | 180 | 180 | 250 | 260 | 250 | 350 | 515 |
40万~50万 | 180 | 180 | 250 | 260 | 250 | 450 | 515 |
50万~100万 | 340 | 340 | 487 |
470 |
990 | 約定金額の0.1% | 1029 |
100万~150万 |
400 |
400 |
582 |
570 |
1890 | 約定金額の0.1% | 2057 |
150万~200万 |
600 |
600 |
921 |
900 |
1890 | 約定金額の0.1% |
2057 |
200万~300万 |
600 |
600 |
921 |
900 |
1890~2790 | 約定金額の0.1% | 3086 |
300万~3000万 |
800 |
800 |
921 |
900 |
2790~3690(上限) | 約定金額の0.1% | 5142~30857 |
3000万以上 |
800 |
800 |
973 |
960 |
3690 | 約定金額の0.1% | 41143~77143 |
※表は横スクロール可能
1日の約定代金の合計金額 |
松井証券 |
0万~10万 | 無料 |
10万~30万 | 300 |
30万~50万 | 500 |
50万~100万 | 1000 |
100万~200万 | 2000 |
200万以上 | 100万毎に+1000円 |
やはり、主要ネット証券と呼ばれる、SBI、楽天証券、マネックス、カブドットコム、松井証券の手数料が安いことがわかります。その中でも、DMMが最も安いことがわかります。さすが、新しく参入した企業です。しかし、取扱い商品がほぼ株のみというのが難点です。株しかやらないというのであればよいかもしれません。あるいは、株はDMMで、その他は別会社という手もあります(ちょっと面倒ですが。。)。松井証券は、他の証券会社とは別の料金体系を取っています。通常は、1注文あたりで手数料が発生しますが、松井証券の場合、1日の約定金額の合計で手数料を算出します。さすがは、他とは違うことをする松井証券といった感じですね。
また、各社、ポイント制度や割引を導入しています。
- SBI証券…取引手数料の1.1%分のSBIポイント(1ポイント1円で換金可能)
- 楽天証券…取引手数料の1%分の楽天ポイントを付与。
- マネックス証券…月間の取引手数料が30万以上の場合、取引手数料の半額のポイント付与。ポイントは取引手数料にあてるか、JALやTポイントと交換(1ポイント1円)
- カブドットコム…シニア割(50歳以上 2~4%)、女子割(1%)、NISA割(最大5%)
- DMM…取引手数料の1%をポイント付与。1ポイント1円で現金化可能。
株式の購入手数料だけで見ると、DMMがお得と見えます。ただ、取扱い商品の少なさを考慮すると、SBIが優勢に感じます。SBIはポイント還元率が一番高いので、他の手数料よりも、実質割安となります。
50歳以上の方や女性の方は、カブドットコムが良いと思います。ポイント付与率が1%で、さらに割引も適用されるので。
3.入金・出金方法
入金や出金の方法によっては、手間だったり、お金がかかったりとするため、チェックしておく必要があります。
- SBI、マネックス、野村ネット&コール、楽天証券、…インターネットバンキングなら、入金・出金ともに無料
- 松井証券…翌日以降出金なら無料。即日なら300円
- カブドットコム…三菱東京UFJ、じぶん銀行、ゆうちょ銀行、三井住友銀行で、インターネットバンキングなら無料。その他有料。利用できる銀行少なめ。
- DMM…DMMの株アプリからなら無料。金融機関はほぼどこからでも可能(380以上の取扱い)
これらを見ると、カブドットコムが使い勝手の面で劣ります。対応している4社をメインバンクにしている方には良いですが。また、毎月自動で入金してくれる制度もありますが、あまり使い勝手が良くなく、それでも対応しているのは全7社です。これから増えることに期待しましょう。
その点、DMMは対応している金融機関が非常に多いため、基本的に不都合はありません。
4.その他所感
その他、私の感じたことを羅列します。
- セミナー等、勉強できるコンテンツが充実している…SBI、マネックス
- 独自のアプリ…各社アプリの開発には、力を入れているようで、充実していました。中でも、楽天証券はグループ内で楽天モバイル等を展開しているからか、操作性が良いそうです。
- 外国株取扱い国数…SBIが9ヵ国、楽天証券が6ヵ国、マネックスが2ヵ国、野村證券が2ヵ国と、SBIが最も豊富でした。アメリカ、中国はどこでも取引でき、あとは、ASEAN諸国にどこまで取引できるかが、違いとなっています。
- 投資信託取扱い商品数…SBIが2000以上(MMF、外貨建MMF、中期国債F含む)と最も多いようです。
5.おすすめの証券口座
取扱い商品、株式購入手数料などを総合的に判断すると、私はSBI証券をおすすめします。取扱い商品が豊富かつ、購入手数料が業界屈指の格安手数料のためです。さらに、オリコンによると、証券会社の満足度総合ランキングで1位となっています。
皆様も、本サイトの比較を参考に、自分に合った証券会社が見つけてください。