投資

好成績だけではない!投資信託レオスひふみプラスの人気の理由とは

レオスひふみプラス

レオスひふみプラス』はSBI証券で、投資信託販売額(売上額)No.1の投資信託です(2018年12月末時点)。

どうしてこんな売れているのか?どんな投資信託なのか?これらを説明しようと思います。

目次

1.レオスひふみプラスの特徴

 レオスひふみプラス

運用会社

 レオス・キャピタルワークス株式会社

受託会社

 三井住友信託銀行株式会社

投資方法

 ・ひふみ投信マザーファンドを通じて国内外の株式を投資対象とする。株式の中でも、割安な株式に対して長期的に投資をする。

 ・割安と思われる株が少なければ、ポートフォリオ内の株式の組み込み比率を低くする。その代わり、日本円の比率が多くなる。

投資コスト

 ・購入手数料:ゼロ円

 ・信託報酬:500億までは、1.084%    それ以降はやや減

 ・信託財産留保額:ゼロ円

決算

 年1回(9月)

設定日

 2012年5月

2.その他特徴・所感

国内外の株に投資をすると目論見書ではなっていますが、実際にSBIの出している組み込み比率のデータを見ると、国際株式は現在3%程度しか入っていません。国内株式が89%なので、国内株式を投資対象としていると言って良いでしょう。

また、長期投資とありますが、「国内株の割安株を上がるまで待って売る」という意味の長期投資なのでしょうか。ほぼ国内株にしか投資しておらず、分散投資をしていないので、国内株が低調の時はじっと耐えるしかなくなるので、他の外国に投資しているところも組み合わせた方が良さそうです。

国内のグロース株を狙っているため、信託報酬はやや高くなっています。ちなみに、日経平均株価をインデックスとしている投資信託の信託報酬は0.3%程度です。

ただし、国内グロース株を狙っている投資信託の、信託報酬の平均は1.5%程度なので、そう考えると割安な部類となります。

また、所有金額が増えると、信託報酬が減る仕組みになっていますが、500億以上が必要です。これだけの金額を個人が買えるとは到底思えないので、他の投資信託会社などが購入しているのでしょう。

もしや、企業などが大量に買っているから販売金額が多いのか?とも勘ぐってしまいますがどうなんでしょうか。ただ、順当に総資産を増やしている点は好感が持てます。

設定日は2012年からなので、もう6年近く運用しています。東日本大震災後やリーマンショックの後にできており、アベノミクスが始まってからの日本経済が好調になってきているときから始まっているので、設定来では、+317.2%と絶好調です。これからどうなっていくかはわかりませんが、これだけ好調であれば、買い手もつくでしょう。

また、純資産が6千億と、国内株式を主な対象としている投資信託の中では、断トツです。

国内株式では、フィデリティ・日本成長株・ファンドが純資産額第2位で、4千億弱なので、大きく引き離しています。

いよいよなぜこんな人気なのかよくわからなくなってきました。私個人的にはそこまで魅力的なものではないような気がするのですが。。

3.人気に火がついた理由を発見!

 

ひとつの情報をつかみました!

テレビ番組「カンブリア宮殿」にて、レオスキャピタルワークスの社長の特集があったようです。どうやらここで、驚異の年率を叩き出しているという触れ込みがあったようです。

少し前にも書きましたが、設定来から300%以上プラスになっています。つまり、約5年で資産が3倍以上になっているということです。これに飛び付いた人が多いからでしょうか。純資産をぐんぐん伸ばしているようです。しかも、一度1位になれば、安心できるとして、買いが買いを生むプチバブル状態になっているのではないでしょうか。

一方、2012年5月頃は日経平均株価が8000円程度、そして2018年9月が22,200円程度なので、日経平均自体が2.8倍程度になっています。

したがって、設定来で300%以上プラスというのは、日経平均通りのリターンを得られていれば(インデックスファンドと同じだけのリターンを得られていれば)可能であった可能性が高いのです。

つまり、テレビの放送だけを鵜呑みにして、買いに走ってしまうことは注意が必要だと私は思います。しっかりと、投資の目的や期間を考えた上で投資をすべきです。売上額が1位だからといって、成績も1位になれるとは限らないのが投資の世界です。

4.まとめ

レオスひふみプラスについてまとめると以下になります。

国内グロース株を投資対象とした投資信託

・購入コストは、他の国内グロース株を対象とした投資信託と比較すると割安

テレビでその年率が宣伝され、販売額が格段に増えた

・買いが買いを呼ぶプチバブル状態にある(私の予想です)

・設定日から今までは日経平均株価が好調で、その日経平均株価よりも高めのリターンが得られている

・今後、下げ相場になったときのリターンに注目したい

 

いかがでしたでしょうか。やはりメディアの力はすごいなと改めて思いました。

皆さんも自分の投資スタイルに合わせた投資を心がけてください。

Nocchi_nochilog(のっち)
少額投資をこよなく愛する1児のパパ&サラリーマン。
お小遣い制でも負けずに投資をしています。

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