パソコンが古くなって買い換えたりしたときに、前のパソコンで作っていたTradeStation(EasyLanguage)のインジケータやストラテジーを移したいと思うことはないでしょうか。
新旧パソコンのデータ引き継ぎ方法をわかりやすく解説しているので参考にしてください。
実際に私が引き継ぐときに起きたエラー(バージョン違いでエラーが出る)の解決策も載せていますので、参考になると思います。

目次
古いパソコン(データ引き継ぎ元)の設定
ここからは、引き継ぎ元となる古いパソコンでの設定方法を紹介します。

「ファイル」→「TradeStationのバックアップ/復元」→「TradeStationのバックアップ」をクリックします。

保存先とバックアップ項目を確認して、「バックアップを開始」をクリックします。
バックアップ項目は、初期設定通り、すべて選択しておけば大丈夫です。

「バックアップ中は自動売買できませんよ」と注意書きが書いてあります。カウントダウンは気にせず、「続ける」をクリックしてください。

「バックアップが完了しました」と出れば、「OK」をクリックしてください。

先ほど指定した保存先を見ると、画像のように、ファイルができています。
このファイルを新しいパソコンに移してください。
新しいパソコン(データ引き継ぎ先)の設定
ここからは、データ引き継ぎ先である、新しいパソコンの設定方法を紹介します。

新しいパソコンに、まずは普通にTradeStationをインストールしてください。
その後にバックアップの復元作業を行います。
「ファイル」→「TradeStationのバックアップ/復元」→「TradeStationアーカイブの復元」とクリックします。

「参照」をクリックしてください。

前の古いパソコンで取ったバックアップを選択して、「開く」をクリックします。

ここで、古いパソコンでのTradeStationのバージョンが、新しいパソコンのより新しい場合は、上の画像のようなエラーが出てしまいます。
エラーが出ない場合は、そのまま進めば引き継ぎ完了です。お疲れ様でした!
以下からは、エラーが出た場合の対処法を紹介していきます。
新しいパソコンのバージョンアップをする
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新しいパソコンの方で、
「ヘルプ」→「アップデートマネージャー」をクリックしてください。
アップデートの確認が自動で行われます。
そして、古いパソコンよりも新しいパソコンの方が、バージョンが新しくなれば、データのバックアップが可能です。
基本的には、これでバックアップが可能です。
それでもまだバージョン古いと言われる方へ
実際に私が引き継ぎをしたとき、何度アップデートしてもバージョンが古いと言われました。
私が引き継ぎをしたときは、タイミングの悪いときでした。
アップデートのバージョン24というのが、不具合が多いらしく、配信停止としているようです。
ただ、古いパソコンにはバージョン24が入っており、特に問題なく動作していたので、そのままとなっていたようです。
そうすると、古いパソコンはバージョン24のアップデート適用で、新しいパソコンにはバージョン23までしか入れることができないので、いつまでたってもバージョンが古いと言われます。
大丈夫です。まだ方法はあるので、以下に示す2通り紹介します。
- 方法1 バックアップではなく、エクスポートによりデータを移す(推奨)
- 方法2 古いパソコンをバージョンダウンする
方法1 エクスポートによるデータ移行
先ほどまではバックアップでしたが、エクスポートを試みます。
この方法の場合は、インジケータやショウミーなどのアナリティクステクニックとストラテジー、トレーディングアプリなどのデータが移せます。
ですが、ワークシートの移行はできないので、自分のやりやすい配置があった場合は、再度設定する必要があります。
方法を以下に紹介します。
旧パソコンでの作業
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「ファイル」→「EasyLanguageをインポート/エクスポート」の順にクリックしてください。
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必要なものを選んで「進む」をクリックしてください。
保護されたものがある場合は、「保護された~」をクリックした状態でもエクスポートし手ください。
1度に両方はできないみたいなので、1つずつやってください。
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エクスポートするもの(引き継ぎたいもの)を右側に移して「進む」をクリックしてください。
何も考えずすべて移したければ、「分析の種類」から「すべてのテクニック」を選択して「>>」をクリックすれば、すべて移行されます。(ちょっと時間かかりますが。)
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初期設定の場合、エクスポートされたデータは上の画像のところにあります。
もちろん、その他に設定した場合はそちらに保存されています。
そのエクスポートデータを、バックアップデータと同様に、新しいパソコンに移してください。
USBとか、Googleドライブとか、メールとかを使うとよいかと思います。
新しいパソコンでの作業
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新しいパソコンにて、トレードステーションをら立ち上げて、「ファイル」→「EasyLanguageをインポート/エクスポート」をクリックしてください。
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「EasyLanguageファイルをインポート」を選択して「進む」をクリックします。
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前の古いパソコンでエクスポートしたファイルを参照して、「進む」をクリックしてください。
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「分析の種類」のところで、インポートしたいものをチェックしてください。
先ほど全項目をエクスポートした場合は、すべてチェックを入れて、「進む」をクリックしてください。
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先ほどと同じく、「すべて選択」ですべて選んで、「終了」をクリックしてください。
これで、インポート完了です。
自作したストラテジーやインジケータが新しいパソコンでも使えるようになってると思います。
方法2 トレードステーションをバージョンダウンする(あまり推奨しません)
私個人的にはあまり推奨しませんが、古いパソコンの方のトレードステーションをバージョンダウンする方法を紹介します。
バージョンダウンの方法
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古いパソコンの方で、トレードステーションを開いて、「ヘルプ」→「アップデートマネージャー」をクリックしてください。
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右下の方にある「すべてを表示」をクリックしてください。
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「アクション」のところに、「ロールバック」とあるものが、バージョンダウンできるバージョンです。
このときは、ベースのものにしかできませんでした。
データが損なわれる可能性があるので、バックアップは取っておくことを強くおすすめします。あるいは、方法1を試してからの方が良いと思います。
「ロールバック」をクリックすれば、バージョンダウンできます。
バージョンダウンしたら、そこからのバックアップ方法は、上で説明した通りです。
まとめ
パソコンを買い替えたときに、TradeStationのEasyLanguageのインジケータやストラテジーのデータを引き継ぐ方法を紹介しました。
バックアップ機能を使えば、簡単にできますが、エラーが出るときもあります。
エラーが出たときは、自作しているのはインジケータやストラテジーなどがほとんどだと思いますので、エクスポートで十分かと思います。
データ引き継ぎに時間をかけてしまって、みなさんのやりたいことに割ける時間が減らないことを祈ってます。

記事が丁寧なのでリクエストします!
ブログネタになれば幸いです。
現在、私の環境ではノートPCでi3の6100Uの8GB、SSD、ネット速度問題無しなのですが如何せんレーダースクリーンが激重で500銘柄程度入れるとスクロールも満足に出来ない状況です。そこでパソコンの買い替えを検討しているのですが、トレードステーションの負荷テストのようなブログやTwitter記事が見当たりません。パソコンの買い替えを検討しているような読者の参考となるような記事をお願いできないでしょうか。
公式にはレーダースクリーンに2000銘柄入れていっぺんに監視できるとかありますが、それを実現させるスペックはいかほどなのか公式に問い合わせても満足な回答が貰えません。
トレードステーションで一番重い処理はレーダースクリーンであると公式窓口からも回答えていますのでその辺り中心に旧パソコンのスペック環境と新環境とでどう快適性が変わるのか。または動画で負荷がかかっている状態でのOSのリソースモニターやパフォーマンスモニターの状況なども合わせてレポート頂けるとパソコンを買い替えてる者にとってとても参考になります。是非ご検討よろしくお願いいたします。