皆さんは投資信託とETFの違いをご存じでしょうか。
なんとなく違うっていうのはわかるけど、こう違うというのは説明できなかってりしないでしょうか。
本記事ではその違いについて説明します。自分にとってどちらの投資が向いているか、参考にしてください。
目次
投資信託とは
投資信託とは、投資信託会社が多くの人からお金を集めて、株や債券などに投資をして運用し、その利益を受けとるというものです。
特徴として以下があげられます。
2.投資先は投資信託によって様々
3.一日一回評価額が決まる
4.購入手数料は投資信託によって様々
5.信託報酬がかかってくる
6.最低購入額が100円程度
ETF(上場投資信託)とは
次に、ETF(上場投資信託)についてですが、その名の通り、上場している投資信託と思ってもらえれば充分です。
以下に特徴をまとめます。
2.投資先は投資信託によって様々
3.株式市場が空いているときは、常に値段が変動する
4.購入手数料は株式の購入手数料と同じ
5.信託報酬がかかってくる
6.最低購入額が数万円~数十万円
投資信託とETFの比較
上記に、投資信託とETFの特徴を記載しました。ここでは、それらの比較をしたいと思います。
1と2に関しては基本的に同じなのでここでは割愛します。
ただし、運用方法として、投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」があるのに対し、ETFには、投資信託でいう「インデックスファンド」しかありません。
つまり、ETFは何らかの指標(日経平均とかTOPIXとか)を目標に運用されます。この点に少し違いがあります。
3に関して、投資信託は非上場でETFは上場しているという点からもわかる通り、ETFは株式市場が空いているときは、常に取引ができて、株価が変わります。
それに対し投資信託は、1日単位で価格が変動します。これによって、ETFの場合は、1日の間で売買を繰り返し、利益を得るということもできます。
4の購入時の手数料ですが、投資信託は、その商品ごとに手数料が決められています。
したがって、購入代金の1%のものもあれば、手数料がかからないものも多くあります。
これに対しETFは、上場しているので普通の株式と同じように手数料がかかります。したがって、各証券会社によって手数料が異なってきます。(手数料は『証券口座を徹底比較~投資におすすめの証券会社~』にまとめてますので、よろしければご覧ください。)
このことから、ETFは購入する度に手数料がかかるので、長期の積み立て投資にはあまり向いていません。
5の信託報酬に関してですが、投資信託でもETFにもどちらにもかかってきます。
しかし、投資信託と違ってETFの場合、上場しているので、販売会社に払うべき手数料がかかりません。
そのため、基本的にETFの方が、信託報酬は低いことが多いです。実際、日経平均をインデックスとした投資信託とETFで比較すると、0.1%ほど異なります。
この差は長期投資していく上で非常に大きな差になってくるので、購入手数料と信託報酬を天秤にかけてどちらを買うかを決めてもよいかもしれません。
なお、ETFの信託報酬は、ETFの目論見書を見れば書いてあります。
6の最低購入額ですが、投資信託は積立をメインにしているため、100円から買えるものが多くなってきています。
それに対しETFは上場しているので、1株以上でないと買えません。だいたいETFは一株2万円くらいが多いので、最低でも2万くらいからしか買えません。
毎月積み立てて買おうと思うと、結構な額になるので厳しいかと思います。
実際、長期に積立しようと思っていて、ETFを選ぶメリットが私にはあまり感じられません。
まとめ
投資信託とETFの違いを比較してきましたがいかがでしたか。
私としては、長期投資が、もっとも利益の出る投資だと思っています。
したがって、購入手数料や最低積立金額を考えると、長期投資するなら投資信託という結論になります。
皆さんの投資の参考になれば幸いです。
この記事は2018年8月のデータに基づいて書きました。