みなさんは、マネックス証券のトレードステーションによるEasylanguageで、直近のある本数の足の中での、最も高値を参照したいときはないでしょうか。
10本前までの足の中で最も高値を参照して、その値を超えた時に買い注文出したいなどを考える方もいるのではないでしょうか。
そんな方にオススメの関数を紹介します。
さらにその最高値の足が、現在から何足前かがわかる関数もあるので、合わせて紹介します。

目次
最高値を参照する関数 Highest
直近のある本数の足の中から最高値を取り出す関数は、
Highest(株価,長さ)
となります。
「株価」の部分では参照する株価を設定します。High、OpenやClose、Lowなどが可能です。
「長さ」の部分では、何足前までを参照するかを示します。
例えば、Highest(High,10)とすると、直近10本の足の高値から最も高い株価を参照することになります。
Highest(Low,10)とした場合は、直近の10本の足の安値の中で、最も高い株価を参照します。
使うときの注意点
「長さ」で、何足前かを選ぶことができますが、前すぎる足を参照する場合は、注意が必要です。
50より大きな数字を入力する場合は、MaxBarsBackの設定がきちんとされているか、確認しましょう。
その説明は以下の記事へどうぞ!
https://nochilog.com/maxbarsback/
使い方応用編
先ほどまでは、「株価」の部分には、HighやLow、OpenやCloseなどが参照できるといいました。
この「株価」は、計算式を入れても成り立ちます。
どういうことかと言いますと、
Highest(Open-Close,10)
という使い方もできます。
こうすると、10本前までの足の中で、始値と終値の差が一番大きな値を参照してくれます。
最安値を参照する関数 Lowest
逆に、最安値を参照する関数は例えば以下です。
Lowest(Low,10)
上の式で、直近10本の足の安値の中から、最安値を参照します。
単に、HighestがLowestになっただけで、使い方は同じです。
最高値が何足前かを参照する関数 HighestBar
先ほどまでで取得した、ある本数の足前の最高値が、現在の足から何足前かを参照したいときはないでしょうか。
そんなときには、以下の関数が役立ちます。
HighestBar(株価,長さ)
Highestと同じく、「株価」には、HighやLow、OpenやCloseなどが使えます。
さらに、こちらもHighestと同様に数式を入れることも可能です。
Close-Openなど可能です。
「長さ」に関してもHighestなどと同様に、何足前までの範囲で分析するかを決めるものです。
例えば、HighestBar(High,10)とすると、10足前の中の高値のうち、最高値となる足は、今の足から何足前かがわかります。
もしも5足前が最高値となっているならば、HighestBar(High,10)は5を返します。
最安値は何足前かがわかる関数 LowestBar
こちらも、HighestBarと同様に、LowestBarとすれば、最安値が何足前かを参照できます。
二番目に高値など NthHighest関数
先ほどまでは、「一番高い」や「一番安い」を参照しましたが、任意の順位の高値を参照できるのがあります。
それは、関数NthHighest(順位,株価,長さ)で表すことができます。
「順位」は、何番目の値がほしいかを設定することができます。
「株価」と「長さ」は、これまでと同じです。
例えば、NthHighest(2,High,10)とすると、10足前の高値のうち、2番目に高い株価を参照します。
注意点として、「長さ」は最大100となっています。Highest関数などではその規定はないのですが、NthHighestでは、100までと制限されています。
N番目に高い足は何足前か NthHighestBar関数
NthHighest関数があれば、もちらんNthHighestBar関数もあります。
使い方としては、NthHighestとHighestBarを組み合わせたものなのでわかると思います。
例えば、NthHighestBar(2,High,10)とすると、10足前の高値のうち、2番目に高い足があるのは、いまから何足前かを返してくれます。
N番目の安値やその時は何足前かもわかります
HighがあればLowもあります。
つまり、NthLowestおよび、NthLowestBar関数もあります。
流石にくどいので、詳しくは紹介しませんが、NthHighestやNyhHighestBarと使い方は同じです。
まとめ
最高値や最安値を参照するのに特化した関数を紹介しました。
さらに、その最高値や最安値が何足前かがわかる関数も紹介しました。
Easylanguageに備え付けられている関数をうまく利用して、みなさんが自分のストラテジーを作れることを願っています。
